物に宿る魂、付喪神
2020年、物に宿る魂が実体を得て現れ、人々の生活を脅かすようになりました。長く使われた道具、捨てられた物、忘れられた歴史。人間と物の関わりは、付喪神の由来や性質に影響します。
市民は付喪神も艦船局も知っています。警報が鳴れば避難し、事件が収まれば仕事や学校へ戻ります。港には船が行き交い、街には店が並ぶ。危険のすぐ隣で、日常が続いています。
| 系統 | 由来と傾向 |
|---|---|
| 民生 | 生活道具・機械・車両など。元の用途を思わせる行動を取ります。 |
| 兵装 | 武器や兵器。狙撃や連携など、戦術的に行動することがあります。 |
| 儀礼 | 祭祀や儀式に関わる物。人の認識や精神に働きかけることがあります。 |
この分類は出自を表します。系統だけで、個体の強さや対処法が決まるわけではありません。
人の姿をした「艦」
艦は、かつて存在した艦船の魂が人の姿で顕現した存在です。最初の艦が自ら人間への協力を申し出たことをきっかけに、艦魂を呼び戻す技術と、その運用を担う艦船局が整えられました。
艦にはそれぞれの人格と意思があり、人間への態度もさまざまです。男性の艦も女性の艦も存在します。史実の記憶を持つ者もいれば、ほとんど覚えていない者もいます。
戦うときも人の姿のまま、個々の兵装や力を使います。服装や姿には艦魂自身の望みが反映され、和装や洋装にベルト、局のタグ、近未来的な武器などを組み合わせています。
艦船局と職員制度
艦船局は、艦の生活と運用、顕現技術、付喪神事件への対処を担います。行政・研究・医療・現場活動を支える組織であり、職員と艦が暮らす場所でもあります。
艦を担当する職員は、無作為の抽選で選ばれます。能力や人柄、艦との相性による事前選別はありません。職員は報告や申請、生活の調整、相談、調査、戦闘の指揮を担います。
艦は制度上、国が所有する装備品に分類されます。身につけるドッグタグは、人間との種別を示す識別です。意思を持つ相手との関係と、装備として管理する制度が、同じ職場にあります。
舞台・華港市
華港市は港と市街地が近い港湾都市です。海に面した艦船局は、白やガラスを基調とする現代的な施設。食堂、班室、医務室、訓練場、浴場、技術部などを行き来しながら、仕事と暮らしを重ねます。
局の外には街や遊園地もあります。職員として何を調べ、誰に会い、どこで時間を過ごすかを選びましょう。